2017.7.10
前々回の【世界を変えたレコード展】で最後に書いてました「いわく」のお話。
こんにちは カザリーノオプティク です。
さて今回は「プリーズ・ミスター・ポストマン」の「いわく」のお話。
あれは私が中学1年生のときラジオでよく流れてまして「ええなあ、この曲」と思い
近くのレコード店に買いに行ったのです。(昔は近所にレコード店が結構あったんです)
いくら探してもないので店員のお兄さんに聞くと売り切れとのこと。
《しんちゃん、ショック!!!》とへこんでると店員のお兄さんがこれならあるけど・・・
出してくれたのがビートルズの「プリーズ・ミスター・ポストマン」
そのころの私は「ビートルズ?うるさいやつやろ」この程度の知識しかありませんでした。
しかし今から思うと【運命の出会い】ですかね。
実は当時ラジオからよく流れてたのは【カーペンターズ】のそれで私もそれを買いに行ったのです。
でも無いのなら次の入荷を待てばよっかたのですがここでビートルズのものを買うということが
やはり運命なのか宿命なのか偶然なのかたまたまなのか…まあ「神のみぞ知る」ではないでしょうか?
実際にジャッケトを見たわけではないのでこれだったかどうかはわかりませんが・・・。
ここからは会話の模様を中継いたします。
私:同じ曲を違う人も歌ってるんですか?
店員:そうやねん。こっちのほうがカッコええで。
私:同じ曲でカッコええんならこれ買います。
家に帰って早速、新品のレコード盤に針を下ろしました ♪♪♪
音が出た瞬間「エ~~~!!!ええやんか~!!!」
たいしてうるさくもなくよく流れてる【カーペンターズ】のとも違うのでちょっと得した気分と
ビートルズを聴いたことでほんの少しだけ大人になった気分にもなりました。
しかし、B面の【マネー】(レコードでは表、ウラをA面、B面と申しておりました)
これはいきなりエレキギターの爆音で始まりやっぱりうるさ~いと思ったのですが
出だしだけであとはそんなにうるさいとは感じず毎日毎日、たった1枚しかない
ビートルズのレコードを聴いておりました。
これが私の【ロック】との出会いでこれ以降 レッド・ツェッペリ、ディープ・パープル
ローリングストーンズなどを聴きまくりその結果、高校3年生の頃には
邦楽のことにはとんと疎くなり友達にも笑われる始末で、その疎さ加減は高校3年生のとき
リアルタイムで流行ってた 3年B組 金八先生の主題歌 「贈る言葉」を知らないぐらいの疎さ。
ただ、この頃(13歳)にギターも弾き始めたのですがこちらはもっぱら邦楽が中心で
井上陽水、吉田拓郎、かぐや姫、風 などフォークにドップリ。
高校生の頃には洋楽を聴き、邦楽を弾く訳の分からない奴でしたが、やはりギターのほうも
洋楽に偏り始めたのもこの頃からでした。